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小林よしのり
2019.9.2 11:23日々の出来事

旅行で埋まらぬ日韓の問題がある

毎朝、モーニングショーを見るたびに、浅い奴らだなと
嗤っている。
日韓関係が最悪な時に民間交流さえできていればという
話をよくしてるけれど、何か意味があるのだろうか?

両国の人々は互いの国の文化(主にサブカル)に興味を
持ったり、美味いものを食いたかったり、近くの国だか
ら安くて非日常を楽しめたりという「私(プライベート)」
の感情で旅行をする。
興味の対象は主にサブカルであり、両国の文化の深い
ところまでは関心を持っていない。

しかも両国民とも「他人に親切に」という「公共心」
くらい育っているから、観光客に暴力をふるったりは
しないはずだ。
もっとも、韓国人の中には日本女性の髪をつかんで、
蹴り倒して罵倒する男がいたが。
あれは韓国人の中に儒教の「公」が潜んでいるから、
男尊女卑が暴発した男だと思う。

そして、韓国国民の「集」の部分では、竹島は独島で
あり、日韓併合は日本が悪だと思っているし、慰安婦や
徴用工は奴隷だったと思っているのだ。
話がそこまで及ぶと激変するのが韓国人だろう。
だからこそ、文在寅が「反日」政策をとれば支持率が
上がる傾向がある。
日本に来る観光客も国に帰れば「集(国民)」として
「反日」になるように教育されている。

人を表層でしか見ない玉川徹や青木理やモーニングショー
のスタッフは、まだまだ思想が浅いなと嗤って見ている。
8日の「おどれら正気か?in大阪」では、その辺のことを
詳しく説明しよう。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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